わいりぃFX MT4/MT5EA開発

FXトレードプラットフォームMT4/MT5で使える自動売買ツール「EA」の開発に関することなどを書いていきます

EAで稼げない理由

何故多くの人がEAで稼げないのか

EAはうまく使えば、自分がトレードしなくても自動的にトレードしてくれますが、自動売買だからと言って全員が稼げるものではありません。

理由はいくつかありますが、

  1. そもそも稼げないEAを使っている
  2. 業者(スプレッド、スリッページ、手数料等)や通信環境などが不利
  3. ロット、資金管理ができていない

が主な原因かと思われます。

今回は1,2はクリアしたと仮定し、3に絞って考えてみます。

 

3の原因を更に3つに分けてを考えます。

  1. 資金に見合わない大ロットでトレードしている
  2. 勝っているときにロットを上げすぎる
  3. 負けた時にロットを下げる、またはEAを停止する

1と2は大きいDDを食らったときに、資金がなくなるか、メンタルが耐えられなくなり継続が難しくなります。

3を詳しく考えてみます。下の図を見てください。

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ドローダウン後止めずに運用

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ドローダウン後復調するまで停止

上の図は、DDを食らってもそのまま運用した場合です。

下の図は、DD後にフォワードが回復してから運用再開した場合です。

大きく損益グラフに差が出ていますね。

EAはほとんどの場合、好調と不調を繰り返します。

ドローダウンが来た時に毎回止めていると、その後のおいしいところを取り損ね、ドローダウンばかり集めたような損益曲線になってしまいます。

なぜかほとんどの方はこういうことをやってしまうのです。

いわゆる、株や暗号資産投資での狼狽売りに似ていますね。

暴落時に正常な判断ができなくなり株を手放してまうが、その後、結局価格が上がって損だけしてしまうというアレです。

DDを食らったらとめるのではなく、あらかじめ自分の稼働停止条件を決めておき、条件に達したときだけ稼働停止にするのがもっとも賢いやり方でしょう。

 

稼働率について

下の図は、『仲値の極み』のフォワードにユーザーの稼働率を書いた図です。

DD後に稼働率20%にまで下がりました。その後復調になっていくにつれて徐々に稼働率が上がっていき、2021年11月現在は40%ほどとなっています。

つまり、運用し続ければ稼げる可能性があるEAなのに、ほとんどのユーザーは稼げなかったということになります。

 

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仲値の極みの稼働率

多くみても2割の人しか上手くいってないわけです。ただし2割というのは稼働率なので、その2割の中にはロットを下げた人もいるはずです。それを考慮すると1割前後しかうまく行ってないのではないかと想像してます。

FXで勝てるのは1割とか1%とか言いますが、EAトレードにおいても同じなのではないでしょうか。

結論

  1. 信頼性の高いEAを使用し
  2. 予め稼働停止条件を決め(例:最大DD更新など)
  3. それを満たしたときのみ稼働停止する

以上がEAで稼ぐ方法だと考えています。